MTG News

2018/11
リリースグループ会社
五島の椿株式会社 
設立のお知らせ

長崎・五島列島に自生する「五島椿」を活用
新規産業創発により、雇用や地域活性に貢献
株式会社MTG(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:松下剛)は、2018年11月1日(木)、新法人「五島の椿株式会社」を設立しますので、その概要についてお知らせいたします。
■現地法人設立の目的・背景
MTGは、長崎県五島列島に古来から自生する五島椿を活用した事業展開を行う「五島の椿株式会社」を設立しました。五島椿は、冬の厳しい寒さの中に、真紅の花を咲かせる美しさだけでなく、その種からは、他に類を見ない希少な油が採取でき、食用や美容用途としても島民の生活の中で重宝されてきました。
2018年6月に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録されたこともあり、盛り上がりをみせる五島列島ですが、島の過疎化と高齢化が進み、近年では、五島椿の種子の収穫量は年々減少。流通量もまた然りで、一部の人々にまでしか届かなくなっています。
そこでMTGは、花や種といった、年に一度の収穫時期に限られたものだけでなく、葉、枝、果皮、そして五島市商工会が発見した「五島つばき酵母」、歴史、文化に至るまで、あらゆる側面から調査・研究を実施。知られざる力を発見することで、新たな事業創発を目指します。
また、五島椿の価値を高め、広く知っていただくことにより、UIターン者の誘致と、雇用を増やし、列島全体の活性化を支援します。「五島椿プロジェクト」として、五島市をはじめ、長崎県、商工団体、長崎大学や長崎県立大学、その他協力企業と協力し、今までにない強力な産学官連携を実現。椿の魅力と可能性を日本から、世界中へと広げると同時に、これからの日本の地方産業の可能性を切り拓いていきます。
「五島の椿プロジェクト」サイト: https://gotonotsubaki-pj.or.jp/
■五島の椿株式会社 概要
- 所在地  長崎県五島市
- 事業内容 椿由来原料の研究開発、化粧品企画開発・製造、農地生産・管理(椿山)
- 出資総額 500百万円
- 株主構成 株式会社MTG、立石 光德氏(五島市商工会 会長)
「五島の椿株式会社」サイト: www.gotonotsubaki.co.jp
■五島つばき酵母について
五島市商工会の立石会長が、「椿で五島を活性化したい」という思いから、五島列島に自生するヤブツバキの花から採取、発見。この酵母は、他に類を見ない発酵力をもち、今後、多方面でその力を発揮し、本事業の根幹となりうる、未知なる力をまだまだ秘めており、今後は、酵母の安定生産や酵母を使った新商品開発、国内外での販路拡大を目指す。
「五島の椿プロジェクト」から生まれた製品: gotonotsubaki-pj.or.jp/products
- 新法人設立にあたり -
株式会社MTG 
代表取締役社長 松下 剛
長崎県五島列島の椿には、まだ見ぬ可能性と多くの夢が詰まっています。2013年より、花や種だけでなく、葉や枝や根、歴史や文化といった様々な側面から調査・研究を実施し、多くの発見がありました。これらの産業の源泉を、大学、研究機関、企業、地域の人々などと、あらたなコラボレーションを実現することで、椿の可能性を世界中へと広げるとともに、日本の新たな産業の可能性をも切りひらいていきます。

五島市商工会 
会長 立石 光德氏
この度、五島の活性化を目的とした新会社が設立される事になりました。商工会でも長年「椿」をテーマに島作り事業に取り組み、つばき酵母の発見に繋げる事が出来ました。その事がMTG社との劇的な出会いに繋げる事が出来大変喜んでおります。これから新会社「五島の椿」によって全国に世界にと羽ばたく「五島つばき酵母」の姿が目に浮かぶようで、大変興奮しております。

五島市 
市長 野口 市太郎氏
五島市内には約440万本の自生椿があり、この日本一の地域資源である椿を、農業・製造業・観光等へ活用してきました。2020年には、世界的銘花「玉之浦」発祥地であるここ五島市で、国際ツバキ会議と全国椿サミットが同時開催されます。五島市出身の松下社長による新会社設立が、椿の利活用のより一層の推進と、それに伴う雇用の創出に繋がることに大きな感謝と期待を寄せております。
 
【本件へのお問い合わせ先】
www.mtg.gr.jp//feedback/

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