中京大学体育学部教授 湯浅景元

私は長年の運動研究の中で、美しいからだを作るためにウォーキングなどの有酸素運動だけでは不十分だということがわかりました。皆さんが一般的にたるみの原因であると考えている皮下脂肪は部分的におちることがありません。つまり、有酸素運動は全体的にシェイプアップすることには向いていますが、メリハリのある美しいからだを作ることには向いていないのです。メリハリのある美しいからだづくりには筋肉を引き締めることが大切です。筋肉は皮下脂肪と違い、部分的に引き締めることができるからです。
加えて私は日常生活の中でどんな運動が不足していて、からだのどの部位があまり使われていないかを調べたこともあります。まず、あまり使われていない部位は腹部です。からだをしっかりと動かしているから腹筋も活動していると思うのは大間違いです。腹筋はかなり意識をして命令を送らなければ運動しない部位なのです。さらに日常生活の中で少ない運動はひねりの運動です。階段の上り下りや、物の上げ下げなど、日常の運動はからだの曲げ伸ばし運動が主流です。からだにはひねる動作のときに働く筋肉がたくさんあります。じつはこのひねり運動がからだを引き締めるのです。運動をしていてもなかなか、からだが引き締まらないという方は、是非ひねり運動を行ってみてください。普段の日常生活で使われていない筋肉が使われ、引き締めたい部分を集中的に絞ることができるはずです。

運動はものすごく辛いものを行う必要はありません。そのことよりも続けられることが大切です。私のアドバイスを参考に、あなたが夢見るからだを、あなた自身がつくりあげていく楽しさを、是非味わっていただければ幸いです。

中京大学 湯浅景元教授
湯浅景元プロフィール
中京大学スポーツ科学部教授。
一流スポーツ選手の技術分析や、市民の健康づくりのための運動研究の分野で活躍している。
ひねり運動法を提唱し、著書、TV出演、書籍掲載など多数。
医学博士。