私は選手時代から、正しく美しい姿勢になるためのトレーニングを重視してきました。フィギュアスケートのジャンプやスピンで大切なのは、正しい姿勢で、身体の軸を安定させることです。その中で気づいたことは、正しい姿勢を維持するためには、特に肩・首・肩甲骨まわりの筋肉をほぐす必要があるということ。筋肉が硬直している状態だと、正しい姿勢を保とうとしても、筋肉に引っ張られてしまい、間違った姿勢になりがちです。まずは、固まった筋肉をストレッチで緩めることが、正しい姿勢への第一歩です。
6歳でフィギュアスケートを始める。5度に渡る日本選手権優勝、冬季五輪2大会連続入賞、日本人初となるISUグランプリファイナル優勝、四大陸フィギュアスケート選手権3度優勝など、輝かしい戦績を誇る。2014年11月、28年にわたる競技者生活を引退し、プロのコリオグラファー(振付師)として、次世代スケーターの育成に励む。