世の中にないものを創造する可能性に惹かれ
入社の決め手は「成長できそう」という期待感でした。
高校時代からアパレル業界に興味があり、大学ではファッションを専攻していました。学生時代にMTGの社員の方と出会う機会があって、とてもやりがいを持って仕事をしている先輩方の姿に魅力を感じ、MTGに興味を持ちました。当時、MTGにはアパレルをメインにした商品はなかったんですが、世の中にない革新的な商品をつくり上げている企業で「ないものをつくるのは面白い。この会社でアパレル事業部を立ち上げたい」と思って、面接でもその夢を伝えました。会社を深く知っていくうちに、自分が最も成長できる場所はここしかないと思えたことが入社の決め手でしたね。
お客様が望んでいる商品を、笑顔になる商品を、生み出したい。
その気持ちを持ち続けることで、どんな困難も乗り越えられる。
初期配属後、約2年半SIXPADブランドに従事していました。ファブレスメーカーのMTGでは、企画段階から全体を俯瞰しながら仕事を進めていきます。主に企画、開発に注力し、商品の品質保証をする部署、生産を管理する部署等、多くの部署と連携する一方で、生産については社外パートナー企業に委託しています。
私の実家は商売をしていて、「どうしたらお客様が喜んでくれるのか」「どうしたら利益をあげることができるのか」ということをいつも身近で見てきました。「お客様が本当に喜ぶ」商品・サービスを追求することが経営の目的であって、その先に社会への貢献があるということを、10代後半からなんとなく分かっていたように思います。学生時代にはアパレルショップで販売のアルバイトも経験し、提案した商品をお客様が手に取り、笑顔で嬉しそうに購入していただいた時の喜びは今でも覚えていますね。
こういった経験を通して、開発に配属されてからは「本当にお客様に喜ばれる商品」をつくり、一人でも多くのお客様に笑顔になってもらいたいという強い気持ちを持って取り組んでいます。商品が世の中に発売されるまでに、商品の仕様変更が必要になり、発売日やリリースが変更になることもあります。そんな時は気分が沈んでしまうこともあります。それでもお客様が手に取って喜んでいる姿をイメージしながら業務に取り組むことで、高いモチベーションを保ち、前向きに業務に取り組めるんです。
それと同時に、「本当にお客様に喜ばれる商品」づくりを通して、社会に貢献できているという開発マンとしての「やりがい」も実感しています。
「自分の役割」を認識し、発信することの大切さを痛感。
よりお客様に喜んでいただける商品を作っていきたい
入社当初、当たり前ではあるんですが、すべてが初めてで右も左も分からないことばかりでした。それでも、とにかく挑戦しようという気持ちだけは強くて、考える前に「はい」と答えてしまうことも何度もありました。「できないこと」を正直に周りに伝えることもできていなかったんですね。結果として自分の業務に余裕もなくなり、パートナー企業や先輩に迷惑をかけてしまったこともあったんです。
自分の行動の変化に気付いたのは、配属されて1年ほど経った頃、上司から 「変わったね」と言われたときでした。いつの間にか、「自分の役割」を認識して、その中で分からないこと、納得できないことをしっかりと発信できるようになっていたんです。思い返せば、ある開発会議で自分の考えを伝えきれずに終わったとき、先輩から、「商品について自分なりに考えていることがあるなら、相手が誰であろうとしっかりと伝えるべきであって、MTGでは遠慮は悪なんだよ。」と教わったことがありました。こういった経験をきっかけに、成長することができたのだと感じています。
今では、「お客様に喜ばれる商品をつくるために、考えたことは必ず伝え、疑問があれば聞きに行く」ということを意識し、責任を持って開発業務に取り組んでいます。
MTGはお客様に本当に喜ばれる商品を時流に合わせて世の中に発信するため、時には商品をより良くするために商品仕様やデザインが変わることも少なくありません。でも、「開発担当者の声が上層部に届かない」と感じたことはないです。お互いに思っていることを率直に伝えあい、ともに最も良い方法を探していく姿勢は役員をはじめ上司も望んでいることであり、私自身お客様に喜んでいただける商品を作るために一番大切なことだと思っているからです。
“マスクを着けること”を前向きに楽しんで欲しい。
限界を超えたチャレンジの連続が、夢を叶える近道に。
現在は、新事業である『With Mask』の商品開発、販売戦略、マーケティングなどを総括するブランド責任者として日々奮闘しています。ブランドコンセプトである「With Mask,With Smile.」。私たちが開発するマスクは、安心安全はもちろんのこと、着ける人が笑顔になれるマスクを本気でつくりたいと思っています。
そのために今、『With Mask』は国内のサッカーチームにオリジナルマスクを進呈するなど、まずはスポーツの世界から一人でも多くの人にマスクを着けることで前向きなイメージを持って欲しいと思っています。自らブランドの方向性を創り上げていくことの責任の大きさはありますが、自分の限界を超えた挑戦をすることで成長していきたいと考えています。
私がブランド責任者を任せてもらえるのも、先輩や上司にサポートいただいたおかげです。これからも「夢に向かってどんどんチャレンジし続ける」というスタンスはそのままに、謙虚に、愚直に努力し続けます！
就活生のみなさんには「自分は何をするのが好きで、楽しいと感じるのか」を、とことん追求してほしいですね。敢えて業種を絞らず、広い視野で就活することによって、もともと志望していた業種以外でも「好き・楽しい」を叶えられる場所を見つけられるかもしれない。無限に広がる可能性の中から、コレ！というものを探りだしてください。