PROJECT STORY 01 『SIXPAD』
ブランド進化プロジェクト
世界品質を創造した
挑戦者たちの軌跡。

KEY PERSON

  • M.S 新卒 2008年入社 M.S 新卒 2008年入社 M.S 新卒 2008年入社
  • K.K 中途 2010年入社 K.K 中途 2010年入社 K.K 中途 2010年入社
  • A.O 新卒 2012年入社 A.O 新卒 2012年入社 A.O 新卒 2012年入社
  • R.F 中途 2015年入社 R.F 中途 2015年入社 R.F 中途 2015年入社

Chapter 1 日本発世界No.1のブランドへと成長させるために 『SIXPAD』を進化させる
新たなる挑戦

本物を目指した『SIXPAD』をさらなる高みへ

2015年7月、唯一無二のEMS(骨格筋電気刺激)トレーニング・ギア『SIXPAD』が発売開始。わずか2年後の2017年時点で『SIXPAD』の累計販売台数は100万台を突破した。現在、ブランド認知度は日本全体の40%にものぼる『SIXPAD』。一般的なEMS製品の数字と比べれば大成功と言える。しかし、開発チームはさらなる高みを目指し、第2章開発プロジェクトが発売と時を同じくして最終局面を迎えていた。

『SIXPAD』開発プロジェクトを率いるマネージャーのK.Kは当時を振り返って言う。
K.K「僕たちが作っているものは本物だという自負があります。本来は、筋肉が成長するにはある一定の期間が必要です。1~2週間では結果は出ません。だとすれば、お客様に何ヵ月も継続していただくために、どうしたらモチベーションを保っていただけるだろうか。お客様の継続率を高め、満足度をより高めていくために、効果を可視化することが急務でした。そこで、IoT技術の導入が決定したんです。」

第2章開発の目玉となるのは、IoT技術の導入。しかし、当時のMTGにはIoTに関する技術やノウハウは全くなかった。しかし、この世にないものを作り続けるのがMTGである。ノウハウがないことは導入を諦める理由にはならない。それでも、かつて経験したことのない難題であることは間違いなかった。そのためMTGの精鋭たちが『SIXPAD』部門へ集められた。

当時、MTGでプロモーションやイベント関連の仕事を担当していたというK.Kは当時を振り返って言う。
「最初に『SIXPAD』プロジェクトのマネージャーをやってくれ。IoTを導入してほしいと言われた時は、全くピンと来ませんでした。革新的な、大きな熱を感じました。目の前に大きな山がある。そこを登るんだやってやれないことはないという気持ちがスタートだったように思います。」

時を同じくして開発の現場を担当することになったM.Sも、強い決意をもって歩み始めることとなる。

M.S「IoTの開発の現場をやって欲しいと言われた時、僕は『IOT』ってメモに書いたんです。全部を大文字で書いたぐらい何もわからなかった。とにかく何もわからない。でも、凄いことに参加するんだ。そこを任せてもらったのだからやるしかないやろうただそれだけでした。」

『SIXPAD』第2章はこうしてスタートしたが、当然の事ながら開発は困難を極めた。かつてない作業の連続に、チームもK.K自身も、開発パートナー達もどんどん疲弊していった。

M.S「開発当初は、焦りからか、メンバーの雰囲気が良くなかったですね。登っても登ってもすぐに次が来る。終わりがない戦いのようにみんなが感じていたと思います。常に一触即発というか、ギリギリの空気の中でやっていた。会議中に喧嘩のようになることもあったくらいです。」

リリース日は既に決定しているにもかかわらず、開発は難航した。現場に焦りと苛立ちが蔓延する。日々課題が山積し、一つでも失敗すればリリースに間に合わないという綱渡りのような状態が続いた。

激痛を伴う20Hz(ヘルツ)の壁 激痛を伴う20Hz(ヘルツ)の壁

新しい風がもたらした変化と覚悟

IoT開発の救世主として、EC部門から迎え入れられたのがR.Fだ。
R.F「とにかく、みんながフィジカルもメンタルも追い込まれていましたね。今思い返しても、すごいムードでした。毎日どこかで問題が起きていた。ただ不思議なくらい、誰も諦めてなかったんですよ。絶対にやり遂げるんだという強い想いがあった。社内外、多くの専門家が集っているにも関わらず、うまくいかない原因はみんなのベクトルが合ってないからだと思いました。だったらそのベクトルを合わせたらいいだけだと感じました。」

外から来た新しい風は、停滞していたムードを動かすことに成功した。電話やメールだけでなく、関係するすべての人が膝をつき合わせて話し合う場を数多く設けた。最初はピリピリしていたメンバー達も、回を重ねるごとにお互いの体調を気遣い、感謝の気持ちを口にするように変化していった。ミーティングの最初にK.Kが大きな声で会議開始の雄たけびを上げる。「よっしゃあやったろうぜ」と。そんな姿に勇気をもらい、一人ひとりの空気が変わっていった。

R.F「当時はアプリが死ぬか、僕が死ぬか、両方生きるか…みたいな気持ちでやってました。あの頃の写真を見ると、僕はいつもスマホを片手にアプリを触ってる。とにかく限界までやるんだ絶対やり遂げるんだという気持ちで過ごしていましたね。」

M.S「このプロジェクトは専門の違う人が関わっている。僕はその人たちとどう関わり、どう成果を出すのか真剣に考えるようになりました。とにかくみんなが120%だった。だから僕も120%でみんなを信じようと、そう思えるようになりました。」

K.K「切迫していた状態は確かにありましたけど、不思議なほどに成功は確信できていました。どんな難しいことでも、どんな困難でも信じられる仲間がいる。みんなで向き合えば問題は解決できる。それはMTGの歴史が証明してる。だから絶対大丈夫だって、この時期にある種の覚悟のようなものができたんだと思います。」

ずれていた歯車が、ひとつひとつ噛み合っていった。
プロジェクトメンバーを包んでいた不信感や焦りが一掃され、「前例がないことに挑戦している」という誇りとお互いへの信頼が背中を押した。

R.F「僕は途中参加だったし、最初は不安もありました。体力的にもきつかったしプレッシャーもあった。でも不思議と負の気持ちにはならなかった。絶対なんとかするんだという気持ちをみんなが共有してくれた。あんなにみんなが一つの問題に取り組み、向き合ってる現場はこれまで見たことがなかったと今でも思います。あの経験は自分の宝物です。」

社員だけではない。パートや派遣社員のスタッフさんも、パートナー企業のエンジニアも一丸となった開発者たちの熱い気持ちは潮流となって、やがて家庭用WELLNESS機器とスマホなどの端末を連動させた、世界に類を見ないIoTアプリの開発を成功へと導いていった。

Chapter 2 サプリメントの相乗効果で理想の身体を実現する 入社3年目で開発未経験、
情熱で勝ち取った女性開発者

熱意があるならば新人・ベテランの垣根なくその想いを支える 熱意があるならば新人・ベテランの垣根なくその想いを支える

経験を超える熱意がある。夢を見たものが放つ情熱の輝き。

第二世代開発プロジェクトでは、『SIXPAD』の効果を最大限に高めるMTG初のサプリメント開発も重要なテーマに位置付けられていた。会社にとっても初めてとなる食品分野への挑戦。その開発担当を勝ち取ったのがA.Oだった。

A.O「実は『SIXPAD』ブランドの立上げの際、開発と営業をつなぐ事務局の仕事をしていました。ロナウド氏が関わる極秘プロジェクトということで、新卒で入社した私に大きなチャンスを、と任せてもらえたのです。事務局の仕事はやりがいもあったし、ワクワクしながら楽しく仕事をしていました。一方で、入社当時から開発の仕事をすることが夢で、自分で担当商品を持ちたいと思っていました。そんな時、サプリメントの開発担当が足りず、思うように進んでいないことを知りました。これは、チャンスだと考え、企画書をつくり、「ぜひ私に担当を任せてほしい」と本部長に直談判しました。」

その時の様子を見ていたM.Sは言う。
まるで武士みたいでしたね。気合い、熱意の量が他の人とは全く違った。一目でやりたいんだということが伝わってきた。これは彼女がやるべきだ。そのために協力しようと思いました。」

実は、A.Oは食品どころか、開発の経験すらなかった。その足りない知識を補うために、週末は図書館に通い栄養学や成分に関する書籍を読み、勉強した。市場規模やアメリカでの人気の動向なども日々追いかけレポートとして開発のメンバーへ送った。機会があれば、サプリメント開発への情熱を語りかけた。そんなA.Oの熱意が開発に携わる多くの人々の心を動かした。「やりたい人がやるのが一番成功に近い」という考えが、社長をはじめ、MTGにはある。ならば「夢を見れる人、一番やりたい人を担当にしよう」とA.Oがサプリメントの開発担当に任命された。

チュアブルタブレット

困難を前にしても、お客様のために決して可能性は潰さない

A.Oはこのプロジェクトに携わるにあたり、一つの大きな決意をもっていた。

A.O「開発を始める前に、『お客様の目線を絶対に忘れないでください』という言葉を弊社の顧問からいただきました。その言葉がものすごく刺さりました。だから、このプロジェクトは絶対にお客様に喜ばれるものを追求しようと決意していました。」

そのため、A.Oはお客様が手軽に口にできること、継続できることに強くこだわった。

A.O「サプリメントはBEAUTY・WELLNESS機器に比べて市場規模が大きいんです。だからにサプリメントを通して『SIXPAD』に興味を持ってもらえる可能性がある。そのためには手軽に摂取できて、効果を実感できるものを作ろう作らなくてはと考えました」

しかし、サプリメントの開発も一筋縄ではいかなかった。試作を繰り返すが、原材料の特性もあり、納得のいく味や形状を満たすことができない。納期が迫る中、パートナーからは方向展開の具体的な提案もされた。それでもA.Oは決して諦めなかった。

A.O「とにかく必死で話をしましたね。このサプリメントは多くの人に口にしてもらいたいんだ。そのためには効果と手軽さ、どっちも外せないんだ。だから一緒にこの二つを実現させて下さいって。」

A.Oの大きな熱意は関わるすべての人を巻き込んでいった。開発に関わるパートナー達も諦めないA.Oの姿に共鳴し、共にこだわり、100種類以上もの試作を繰り返してくれた。無数の組み合わせ・分量をひとつひとつ確かめていく気の遠くなるような作業。それを諦めることなく何度も繰り返すことで、ついに理想のとするサプリメントの開発に成功した。

A.O「任せてもらったことは絶対にやらなくちゃいけない。私だけじゃなく、パートナーの方々もそう思ってくれたことがサプリメントの完成に結びついたんだと思います。」

身体の外側からだけでなく、身体の内側からもアプローチする。サプリメントの開発は、『SIXPAD』ブランドの新たな可能性を広げる第一歩となった。この成果は、熱意ある人に機会を与えるMTGでこそ実現したものだと言えるだろう。

Chapter 3 時代を切り開く商品開発を

さらなる進化を約束する
『SIXPAD』が創る未来

開発に携わった全ての人の情熱が夢を形に変え、現実のものとしてお客様へと届けられた『SIXPAD』。
K.Kは言う。

K.K「私たちが目指しているのは、『SIXPAD』をブランドとして有名にしていくだけじゃなく、EMSの正しい理論、効果を世の中へ広く正しく伝えることで、健やかに生活できる社会に貢献していく。その様に世の中を光で満たしていく。IoTやAIといったテクノロジーを取り入れながら、私たちが描いている未来は、もっともっと大きいものなんです。

SIXPADを通じて医療シーンにも光を与えていく SIXPADを通じて医療シーンにも光を与えていく

家庭用WELLNESS機器として開発された『SIXPAD』の活用シーンはどんどん広がりを見せており、医療分野や行政からの問い合わせが急激に増えている。200年前から研究が始まり、当初から医療・リハビリ分野での貢献を期待されてきたEMS技術は、MTGの『SIXPAD』ブランドの成功により、本来の目的に回帰しつつあるのだ。

社会の高齢化が進むなか、筋肉の衰えから引き起こされる生活習慣病を解決し、世の中の健康寿命を延ばす可能性を秘めた『SIXPAD』は、社会を光で満たす救世主にもなりえる。

K.K「今回のプロジェクトで培ったIoTやサプリメントのノウハウは、MTGの別のブランド、事業にも生かされています。他企業には真似できないフットワークの軽さとスピード、部門をまたいで一丸となって開発した技術を武器に、世界に誇るブランド開発カンパニーにしていきたいと思います

家庭用WELLNESS機器としての枠組みを超え、医療・介護・福祉を通じた地域貢献・社会貢献のニーズに応える為、世界を見据えたMTGの挑戦は今後も続いていく。